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さとびごころ vol.47 (2021.autumn)
特集 いつまでも豊かな森
さとび読者さまの多くは、豊かな森が未来にわたって持続して欲しいと願う人が少なくないと思います。ではそのために、木を切るべきなのか、切らずに残すのがいいのか、木を使いましょうというキャンページで提唱されるその木はどこから来ているのか、人間による森への介入はどんなふうであれば望ましいのか、情報がたくさんあるようで、案外よくわからないまま…ということはないでしょうか。
いつまでも豊かな森とは?さとびがご縁を結んでいる3人の専門家に寄稿をお願いしました。みなさんも、一緒に考えてみませんか。
一人目は、佐藤浩行さん。
国内8170ヘクタールの自社有林の管理を行う森林管理のプロです。自然から収奪するだけの林業ではなく、環境をより豊かにしたい。けれども林業という産業として成り立たせたい。この課題に、自然に近い森づくりをすることで向き合ってこられました。
そもそも森って何?
林業って必要なの?
どんな森づくりを求めているんだろう?
基礎的なところに立ち戻りながら、森林に興味を持ち始めた人に対してもわかりやすく、解説していただいています。海外や全国にわたる幅広い知見に立って、奈良県フォレスターアカデミーの講師としても後進の指導に情熱を持って取り組んでおられる人です。
二人めは、その奈良県フォレスターアカデミーの校長先生でもある藤平拓志さん。
vol.42の特集「美しい森」でも寄稿していただきました。そのときは、校長先生になられるとは予想もしていませんでしたけれど、学校の設立に大変尽力されていました。
さとびは奈良県のPR雑誌ではございませんが、今回のアカデミーは、誌面で問いかけてきたことと多いに重なるコンセプトを軸に設立されているものでしたので、この機会に、アカデミーの校長先生である藤平さんの思いや、なぜ今フォレスターなのか?アカデミーが考えているフォレスターとは何なのかについて、ご自身の「人と自然の関係性」についての問題意識にも触れながら、語って(書いて)いただきました。
最後に、古い読者の方であれば、この方の連載や記事をご存知かもしれません。久住一友さん。
林業や森林公園の仕事を経て、谷林業(ほら、ドタバタ奮闘記を連載してる谷さんの会社です)に入社。そこでの学びをもとに、2016年から独立されました。その後まもなく、森ある暮らしラボを開設。森と人との繋がりを日常化するには?を考え続けている人です。大きな資本が投じられているのでもなく、公務員でもなく、個人事業主としてのフォレスターならではの、ライフミッションに通じる森づくりのお話(原稿)に耳を傾けてみてください。
バックナンバーは600円となります。
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