2022/11/15 18:37

今年は、ご要望の多かったバックナンバーをいくつか増刷しています。
このたび、vol.32とvol.44 の地酒特集を増刷しました。

さとびvol.32.vol.44


もともと発行部数が必要十分なだけしか印刷していないこともあり、
新刊が出ると同時に、ほぼ完売するようになりました。
(お世話になった方にお配りするものも含まれております)

2018年、個人事務所であるオフィスエルインクの中に、編集部を設置して
旧さとびごころ(地域研究会俚志様発行)から移管したばかりのころは、
わたしからご購入くださる方は、ほとんどありませんでした。
旧さとびごころの時代からひきついで定期購読してくださる方が、10人くらい。
(あなんセイコは、旧さとび時代にも「当時の」方針にもとづいて編集を統括していましたため、応援してくださる方がありました) 

そんな中で、 わたしにとって
さとびの発行元デビュー号となるvol.32(2018.winter) 
奈良の地酒を特集してみました。

奈良の地酒がおいしいのは、無濾過生原酒が増えたからでは?
お酒の原料って、お米と水と酵母っていうけど、それがあの透明な液体にまるまでに、どういう過程を経て作られるんだろう。
蔵菌って何?ほんとうに、その蔵に棲んでいる菌でお酒ができるの????

などなど、ぼんやりと知りながらも、不明確にしか理解できていなかったことを
ひとつひとつ明らかにしながら、大手メーカーとは全くちがう作り方とスタンスで醸造する
酒蔵の物語を追いました。「水と緑と土を守りたい」という思いで編集しているさとびは、
「地下水や農業用水、森や田圃、肥沃な土などが美しく保たれなければ、おいしいお酒はできない」ということを通して、自然を守ることがおいしい日本酒を守るのだと伝えようとしました。

知名度のないローカルな雑誌(しかもリトルプレス)ですから、
あまり売れないと思っていたら、この号だけは早々に完売しました。
自然を守るほうの気持ちが伝わったかどうかまでは、わかりませんが(笑)
奈良酒ファンの方からご購入いただけたと思います。
 

第二弾となったvol.44(2021 winter)

vol.32でやり残した気がする部分を、あらためて特集しました。
わたしたち編集部が、大変お世話になった師匠でもある天理市の登酒店さんのことも
ゆっくりとご紹介できました。
登さんは、奈良の地酒発展の功労者です。
お商売とポリシーを調和させたあり方に感銘をうけました。現在、登酒店の後継者でいらっしゃる登和哉さんにコラムで連載していただいていますよ。ぜひぜひ、お読みくださいね。登さんのお店でお酒を買いたくなってしまうかもしれませんけど?

この特集ではまた、若手が継承する注目の酒蔵も、巡りました。
ある若手:醸造は自分の腕次第だと思っていたのに、じつは風土との調和だった。 
ある若手:父は親心から「継がなくていい」といい、息子は反対されても継ぐと心に決めていた。
ある若手:京大卒のIT業界から一転、親戚の蔵を継承した研究者肌の後継者。
 

どちらも完売しましたが、何度か「もうありませんか」とお問合せいただいたことがあります。
もし、このお知らせがとどきましたら、ご購入くださいませ。
小部数増刷ですが、そんなにすぐにはなくならないと思いますので、ぜひお問合せください。 




vol.32 でご紹介
千代酒造
大倉本家
長龍酒造広陵蔵
秋津穂の里プロジェクト(これが杉浦農園さんとの出会いー)



vol.44でご紹介
登酒店
美吉野醸造
倉本酒造
福持酒造場


いつかは、さとびならではの「奈良の地酒ブック」を作ってみたいです。いつになるでしょうか。実現するでしょうか。もし完成したら???さとび活動の支援になりますのでぜひご購入くださいねー。

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さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
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