2022/12/05 21:02

今夜はスペインに勝ったサッカー日本代表が、クロアチアと戦う夜です。
そわそわしている人もいるのではないでしょうか。

さとび仲間の中にも、元サッカー少年がいます。プロジェクト粟の三浦さんが大のサッカーファンであることを読者の方ならご存知の方もかもしれませんね(連載「風は奈良から」の記事の中でもサッカーのことを語っていらっしゃったことがありますよ)。


先日、冬号の取材で、久住林業の久住さんに会ってきたのですが、執筆担当の戸上昭司(さとびコラムで「身の丈しごと研究室」を連載中)さんも、サッカーワールドカップにあわせて仕事を入れないように調整するほどのファンです。
(その調整した時間を横取りして、取材をしてもらった編集部!)

しかし、取材の間はサッカーはおあずけ。
今回は、身の丈しごと研究家の目線で、 久住さんが独立してから今日までの道のりについて話を聞いてもらいました。

みなさんの多くは、林業に従事する人との接点は少ないのではないでしょうか。森林は風景の中にあり、(ひと様の土地ですから)立ち入ることもなく、道路や川の近くから見上げるだけの場所。

その中で働いてる人がいるのです。日本の歴史の上で林業という生業が生まれて以来、山村を支え続けてきたものが成り立たなくなり、大切にされなくなってきている時代です。森林は放置化が進んでいと言われることが多いですが、「このままではいけない」と立ち上がるひとたちも出てきています。そして林業は、木材を産出するだけのものではなく、変化しつつあります(さとびvol.47特集「いつまでも豊かな森」参照)。

人々と森林との間にある距離を、奈良の森ではたらく人を通じて近づけたいと考えて今回の特集を企画しました。

一人は前回取材した公務員の立場から北直紀さん。そして今回は独立した事業主としての久住さんです。

場所は、久住さんの拠点である「森ある暮らしラボ」。
森ラボ

さとびも置いてくださって、嬉しいです。ありがとうございます。

岡寺に近い観光スポットの中にあり、さとびvol.33特集「住みつぐ暮らしとまち」で紹介したように古民家を改修してできた場所です。

森らぼ2

森ラボ3
製材や木工のできるスペースもあります。
2Fにはワークショップ活動のできるレンタルスペースもあり。

林業事業者として独立した久住さんが、このように人通りのあるところに拠点を開いたのはなぜか。そのあたりも語っていただきました。


さとびの森林の記事は、林業に就きたい人へのノウハウにはならないでしょうし、木を売りたい人の販売促進に直結もしないかもしれません。しかし、森林に向き合う人を通して、誰にとってもたいせつなものであることを少しでも感じてもらえたらと思います。また、さとびでご紹介するような取り組みを応援してくださる方が増えたら嬉しく思います。

パンパカパーン。ここでお知らせ。毎週金曜日に開催されている「明日香ビオマルシェ」に久住林業さんが参加されます。お近くの方はぜひどうぞ。(さとび仲間の羽間農園さんの名前もありますね)
そして久住林業さんには、来年のTEtoTEマルシェにも出店していただきますので、ぜひ会いにきてくださいませ。
あすかビオマルシェ

 

さとびの準レギュラーのような存在になってきている感のある久住さん。自然に近い社会へと続く道を歩こうとするとき、横を振り向くとそこにいるような気がする人です。

戸上さん、原稿のほう楽しみにお待ちしています。よろしくお願いします!
(わたしも頑張ります… ……。)


おまけ

久住さんの最近のしごと。木材を使ってものづくり。醤油しぼりワークショップキットです。
森ラボ4

わたしも何か作ってもらおうかなあー!




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