2022/12/26 14:22
今年は寒波が来ているらしく、例年よりも寒いクリスマスになりました。
そんな日でも、奈良は昼間に陽が差せば、少し暖かいのです。
故郷の冬は厳しかったので、暮らしやすいところだなあといつも思います。
さとびvol.52 冬号も、だいぶん形になってきました。クリスマスイブも、クリスマスも、さとびを作り出してからはありません(笑)。
次号から表紙を少しイメチェンします。
編集後記にも書いたのですが、愛称のさとびをロゴにして加えました。
若い頃からつながりのあるデザイナー「Design Office ROUXデザインオフィス ルゥ」さんにお願いしました。
既成のフォントにはない、どこか温かでトロミのあるところがいいなあ。
新年からお目見えしますので、どうぞよろしくお願いします。
2018年から、自分で企画編集をして、自然にも人にもの視点でいちから奈良を見つめ直すような気持ちで取り組みました。森、農、川、暮らし、縄文、街、微生物、土、取り上げたかったことを、「読者に喜んでもらえるかどうかわからない」という少々の不安もありましたが、「これで届かないなら、それでもいい」と思って作りました。
5年間の間に、定期購読してくださる方やサポーターになってくださる方も少しずつ増え、大きな赤字にならずに続けてこれました。
さとびづくりをする上で、ベースにあった言葉が「Close to nature(近自然)」です。人間は、自然を壊すだけの存在なのかとほとほと悲しくなっていた若い頃、自然にも人にもという両立の思想を与えてくれました。
そう、人間が自然に近づけば、自然を豊かさえもできるんですよ。壊すだけの存在ではなかった。(いや、そもそも人間は自然にはかなわないのですが、人間が壊す範囲において困るのは人間なんですよね)
きっと、離れすぎて、見えなくなってしまったせいで、おかしいことをおかしいとも感じなくなった人が増えているのが今なんだと思います。悪気はなくても。
フランク・ロイド・ライト(1867-1959)というアメリカの建築家の言葉に次のようなものがあります。
フランク・ロイド・ライト(1867-1959)というアメリカの建築家の言葉に次のようなものがあります。
Study nature, love nature, stay close to nature. It will never fail you.
わたしはスイスやドイツのほうで、近自然が進んでいると思ってきましたし、考えてみれば日本の本来の文化こそ近自然だと思いますし、こうしてアメリカでも思い至る人がいるということは、世界中の人がわかちあえる概念なのだと思います。
これが、まさに、わたしがさとびで伝えたいことにバッチリでしたため、キャッチフレーズとして引用させていただきました。
わたしの言葉でいうと、「自然に倣えば、大きく間違うことはない」ということ。
いったいどうすればいいのだろう?と、フリーズしそうになったとき、自然の原理原則から考えてみると、道がみつかることが多いのです。
さとびは、自然に近づくすばらしさ、大切さを、あくまで地域に根ざして、伝えたり、いっしょに考えたり、なんなら生活の中に実装していけるような情報を届けるマガジンになっていきたいと思うんです。
わたしの言葉でいうと、「自然に倣えば、大きく間違うことはない」ということ。
いったいどうすればいいのだろう?と、フリーズしそうになったとき、自然の原理原則から考えてみると、道がみつかることが多いのです。
さとびは、自然に近づくすばらしさ、大切さを、あくまで地域に根ざして、伝えたり、いっしょに考えたり、なんなら生活の中に実装していけるような情報を届けるマガジンになっていきたいと思うんです。
そういう気持ちを、6年目からは素直に表明することにしました。
(読者さんが減るか、増えるか、全くわかりません。ブルブル)
自然にも人にもやさしくありたい人とつながり、競争よりも協調できる場を作れたら、きっと精神的も安定できて、いいパフォーマンスができて、お互いに暮らしやすいのではと思うんです。そういう夢をもって、さとびを続けていきたいなと思っています。
やさしさ、という言葉はあまり安直には使いたくないのですが、
これを深めていくことは、これからもっと大切だという思いはあります。
これに関して、次号の中で、クレメンツさんがコメントしてくださった部分をフライングですがご紹介したいと思います。
コラムの中の、「プランターで始めるハーブガーデン」のコーナーです。
小さな文字で記載していますので、気づかない方もあるかもしれません。
冬のハーブガーデンは、今どうなったのか、という写真とともに。
小さな文字で記載していますので、気づかない方もあるかもしれません。
冬のハーブガーデンは、今どうなったのか、という写真とともに。
ハーブは、一見すると冬枯れて元気がないように見えますね。
そこに添えられた言葉をかみしめました。
そこに添えられた言葉をかみしめました。
土の下ではしっかり根をはって養分を蓄えています。寒い風や雪にも耐えることで、来年の春には力強いハーブへと育ちます。私たち人間も厳しさを体験することで、力強くもやさしくもなりますよね。
寒い日には、あたたまることも大切です。
けれど、寒さや厳しさに耐えることで、強くやさしくなれる、そういう大事な意味もあることを、思い出させてもらえました。
けれど、寒さや厳しさに耐えることで、強くやさしくなれる、そういう大事な意味もあることを、思い出させてもらえました。
本当のやさしさは、そういうところから生まれるんだと。
さとびも、厳しい寒さの中でも地中に根を張るマガジンとして育っていきますね。
さとびvol.52 (2023.winter)は来年、1月10日の発行です。
ぜひ読んでみてください。
ぜひ読んでみてください。
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ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。
さとびごころ(企画編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/
さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。
あなた(&法人様)の「さとび」を作りませんか。
さとびこ編集室がお手伝いします。ご相談ください。
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