2022/12/27 20:19
昨日の記事を、部員さん(厨房大将のほう)が、シェアしてくれましたが、
相変わらず(当ブログ開設は2014年)ひやっとしますね。
なぜでしょう?(チキンなのか?)
当ブログは、ご訪問くださった方が、ふらっと読んでいただけたら本望です。
あとは、「さとびを作っているのはどういうヤツなのか」という方に、怪しいものではございませんという意味で書き残しておこうとか、あるいは、ありがたいことに関心を持ってくださった方へのお便りのようなつもりで書いております。が、シェアしてください!というプロモーションの機能は、あまりないんじゃないかと、いいのか悪いのかわかりませんが、自覚はしています(^^:)。
2022年ももうすぐ終わるんですね。
次の投稿では、今年を振り返ってみよう(自分のためにも)と思っていますが、今日はもうすぐ最終チェック段階になるさとびづくりの様子をお伝えします。
次の投稿では、今年を振り返ってみよう(自分のためにも)と思っていますが、今日はもうすぐ最終チェック段階になるさとびづくりの様子をお伝えします。
さとびの企画は1年から2年前に決まっています。
種のレベルまでいうと、何年も前になりますが、土に種が落ちるのがそれくらい。発芽するまでに時間がかかるというか。その間、意識して情報を集めたり、検討を重ねたりして、半年前には確定しています。
入稿は発行月の前の月の初旬(原則)
だいたい、連載に関しては発行月の初旬から入稿をお願いしており、下旬には校了することが多いです。中には最後まで入稿されない方もあり(誰でしょう)、特集の仕上げと重なると編集部がオーバーフローすることもありますが、凌いでいます(^^:)
全体に言えるのは、企画やコンセプトを編集部からお伝えし、方向を固めてから、出来上がるまでに、「どうかけばいいのか、行き詰まっている」という場合には編集部が相談にのったり、逆に書き手さんから「こうしたらどうだろうか?」と提案していただいたりして、いっしょに作り上げていく記事も多くあり、それがまた、さとびらしいのかなと思っています。
こうしたやり取りの中で、ライターさんと編集部の信頼関係も育っていき、
また次の展開へとつながることもあります。
また次の展開へとつながることもあります。
例えば、クレメンツさんは、旧さとびごころ時代に阿南が編集会議に提案して連載をお願いしたのがきっかけで、取材のたびに対話を重ねていく中で、「ワークショップをやりましょう」という展開になりました。
今回も、いったんは出来上がったかな?という段階を過ぎてから、取材相手やライターさんを交えて意見交換をして、いっしょに作りあげた記事が含まれています。
今回の特集(森を選んだ生き方その後、というテーマです)では、取材対象の久住さんを、いつもはコラム「身の丈しごと研究室」を書いていただいている戸上さんにお願いして書いていただいています。
校了が見えかけたとき、久住さんから、こんな希望が届きました。
今回の特集(森を選んだ生き方その後、というテーマです)では、取材対象の久住さんを、いつもはコラム「身の丈しごと研究室」を書いていただいている戸上さんにお願いして書いていただいています。
校了が見えかけたとき、久住さんから、こんな希望が届きました。
「読者にあまりキレイなところだけを見てほしくないのです」
わたしは嬉しかった。久住さんらしい。
さとびは林業のプロモーションを目的とするというより(そういう気持ちはもちろんあります)が、
林業が現場としている森林、国土、風土、環境に一人でも多くの人が、「考える機会」を持ってほしいという願いから企画をしています。
林業が現場としている森林、国土、風土、環境に一人でも多くの人が、「考える機会」を持ってほしいという願いから企画をしています。
今、森林は忘れられていて、その影で、将来的に深刻な影響を与えるかもしれないようなことが起こっています。直接影響を受ける人たちだけでは、大きな力にはかないません。そもそも、そうならないような土壌を作っていかないと、いつも弱い立場の人や、ものを言わない自然が負担を被ることになりますし、めぐりめぐって税金が高くなるなどすれば庶民の生活が圧迫されるのではないでしょうか。
森と名がつけば、なんとなくおしゃれ。なんとなくいい感じ。それが森林が持つ力だとも思います。
人が何故森という言葉に惹かれるのか、そこにも現代人の心のニーズがあるような気もします。
そんなふうに、今これほどに「森」が愛されているのに、その一方で森林が泣いています。
人が何故森という言葉に惹かれるのか、そこにも現代人の心のニーズがあるような気もします。
そんなふうに、今これほどに「森」が愛されているのに、その一方で森林が泣いています。
これがわたしには不思議でなりません。
ですから、森を守る仕事でもある(はずの)林業について知っていただけたら、風景としての森林、憧れとしての森林のイメージの中に少し現実的な見え方も混じっていくのではないかと思えまして、森林関係の記事をしばしば企画しています。それには、「キレイなところだけを見せる」だけでいいのでしょうか。
久住さんの意見を受けて、戸上さんが書いてくださいました。
久住さんの意見を受けて、戸上さんが書いてくださいました。
林業はシゴトだ。が、ビジネスかと問われると筆者は答えに窮する。なぜなら見据える未来が、他業種ではあり得ないほど長過ぎるからである。シゴト=ビジネスという時代において、現代林業家たちは両者の狭間で悩み苦しんできただろう。林業のビジネス化を模索する動きもある一方で、森林の根本価値に向き合う者もここにいる。「何のためにシゴトをするのか」林業からその問いが聞けなくなった時、我々は大切な何かを失うのかもしれない。
さとびに関わるみなさんとの関係を、さとびに育ててもらっております。
雑誌は、読者と紙面を介しての間接的なコミュニケーションを産みますが、さとびづくりでの現場では、リアルな信頼関係や学びが生まれているように感じます。このような方たちが、地域の将来を担ってもらえることは編集部の希望の光です。
課題は写真。
雑誌は、読者と紙面を介しての間接的なコミュニケーションを産みますが、さとびづくりでの現場では、リアルな信頼関係や学びが生まれているように感じます。このような方たちが、地域の将来を担ってもらえることは編集部の希望の光です。
課題は写真。
さとびづくりをしていて、いつも課題に感じるのは、編集部が写真を撮ることが時間的になかなかできず、ライターさんにご協力していただくことが多い(それも嬉しいのですけど!)ということ。
本当にいつもすみません。みなさまのおかげです。
ひとえに、専門のカメラマンさんにお願いする予算が取れないということです。ボランタリーに撮影をしていただいたこともあり、感謝、感謝です(すでに数名の方にお世話になっています)。
さとびの写真の場合は、実物と違うほどに仮想的な美しさを求めているわけではないのですが、やはりその場の一番いい感じのものを収めてあげたいという思いはあります。そんな気持ちで関わっていただけるような方たちとも、プロアマを問わずに繋がっていけたらと思っています。そして、早くお礼がお渡しできるようにならないとダメだなと思います。
来年からのさとびは、もう少し写真を増やしたい(前にも書いたような…)のですが、どうなることでしょうか。ドタバタ奮闘記さとびこ編集室バージョンも、続いていきそうです。
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ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
https://satobigokoro.org/
さとびをお読みになった方からの、はげましや感想をいただきますと編集部が元気になります。お待ちしています。
あなた(&法人様)の「さとび」を作りませんか。
さとびこ編集室がお手伝いします。ご相談ください。
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