2022/12/29 22:23

2019年から、ぽつりぽつりとお話会に呼んでいただくようになりました。
毎回寝れないくらい緊張しますが、ほんとうにいいトレーニングになっています。
奈良でも、自然や環境を大切にすることに取り組んでいらっしゃる方がいらっしゃいます。
それぞれの活動が、見えないところで相互作用が生まれるといいですよね。

 驚いたことに、奈良県フォレスターアカデミーで編集部あなんが講師をやらせていただきました。千載一遇の機会。学生のみなさんは、将来有望な方ばかりで、驚きました。アカデミーで教育を受けた方がデビューされ実践され、それが奈良の森づくりのスタンダードになってほしいと望んでいます。(自分がお役にたてたかはどうかは天におまかせします)。
奈良県フォレスターアカデミーにて
学生さんたちとの、ちょっとふざけた一枚です。



2022年7月発行 vol. 50 夏号 の特集は「奈良の水マップ」
 
さとびvol.50表紙


奈良県民なら、それも奈良盆地に住まうのであれば、知っておきたい吉野川分水の物語。わたしたちがお世話になっている農水のほとんどが大迫ダムから来ていることを取り上げました。
大迫ダムの底には入之波地区が沈みました。現在は少し下流に、さらに巨大な大滝ダムがあります。
後の世代は、すでに出来てしまっているダムとどうつきあっていくのか、考え続けることになると思いました。

奈良県南部では、地域の川から取水する簡易水道が使われているところがあり、下北山村の例を紹介しました。地域の水を住民が飲む、それが地域の環境への関心を保つことにつながるのではないかと思います。

ワークショップ始まり。

夏号が出たあと、さとびこ編集室の初の試みとして、クレメンツかおりさんとコラボして「季節の雑草キッチンセミナー」を開催(夏から秋までは、アンジュールさんにて)。

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718雑草キッチンびーがんオムレツ
雑草のトリビア。作る面白さ、食べる楽しさ。
ご好評いただき、企画した編集部も喜びました。ワークショップ活動は、これからも企画していきたいと考えております。ご興味とマッチすることがありましたら、ご参加お待ちしています。

陽楽の森プロジェクトを伝えるフリーペーパーの編集もお手伝いさせていただきました。さとびを作るのとよく似たモードで関わらせていただくことができ、ありがたいことでした。
陽楽の森通信vol.1
このペーパーは、今年の秋にも2号が出ました。来年には3号が発行される予定です。



そして秋号の取材も進めました。
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高槻バイオチャーエネルギー研究所の島田さん。 すでに1年前に取材の内諾はいただいていましたが、実際に特集化するまでに大きく飛躍されました。今だったら時間を割いていただけたでしょうか、と思うほどです(汗)。

2022年10月発行 vol.51 秋号 特集は「炭はサーキュレーション」
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だんだん記憶に新しくなってきますね。

 自然に近づく、という言葉をわたしは連発していますが、どういうことか意味が通じますでしょうか。たとえば、このように炭を活かすということもそれにあたると思うんです。

生まれて、育って、命を全うすることが、自ずと次の命(機能、役目)を産んでいく。そこに切れ目がなくて循環していく。

そんな自然のルールにあてはまることが、自然に近づくコツだと思います。草が枯れて菌が働き土となって次の植物の肥やしとなるのもそうですよね。ここでは 竹や木が、一度は不要なもの扱いされても、重油などを使わない方法で炭化することで燃料や電気など次の役割に変わっていきました。
また、炭は二酸化炭素を土中に固定し、菌の住処となることで土壌改良効果もあります。自然も喜ぶし、人も喜びます。炭の他にもサーキュレーションさせられないか、探してみませんか。



秋号が出た後には、4月のアースデイでお誘いいただいたマルシェ「かつらぎ恵み市」に出店しました。

恵み市4
1日中雨だったのに、多くの来場者があり、主催者の恵古箱さんの人とのつながりの深さが感じられました。 来年も開催されるようであれば、また出店してみたいです。今度は晴れますように。部員さん藤井くん、大変お世話になりました。

雑草キッチンセミナーも回を重ね、冬の会まで進みました。
雑草キッチン22冬


残すところ、大トリの春。雑草たちが一斉にかわいい花を咲かせる季節の雑草キッチンが今から楽しみです。
すでに満席となっておりますが、5月ごろに初めて参加の方のための雑草キッチンを企画中ですので興味のある方はどうぞご参加くださいね。最大10名程度の定員を予定しています。


最後に、先述しましたとおり、来年のTE to TEのご案内ですね。
(今年の雰囲気そのままです。覚えてもらえるかなー)

TEtoTEおもて


TEtoTEうら

近鉄・JR奈良駅からバスがあります。少し不便ですが、それだけにのどかなロケーション。森のねんど造形作家・岡本みちやすさんの世界観でいっぱいの古民家で開催されるTEtoTEへぜひ。


ここでちょっと、横道それます。

さとびと直接関係ないですが、今年は北京オリンピック、東京オリンピック、サッカーワールドカップとスポーツのビッグイベントが続きましたね。サッカーはついこの前でしたので記憶に新しく、ドイツやスペインに勝てたのには感動しました。それと、さともだち(さとびつながりのお友達)の中にはサッカー通の人がいまして、その人たちの感動ぶりにこちらが嬉しくなったりもしました。

ちょっと寄り道をしてしまいました。戻りますね。


特集タイトルをもって、さとびの各号の紹介をすることが多いので、
今年の連載や企画記事をあげておきます。


連載

 
フォトエッセイ これからのこれから /都甲ユウタさん(フォトグラファー)
森のねんどギャラリー/岡本みちやすさん
奈良の地酒と「小さな酒屋」の物語/川口充勇さん(帝塚山大学教授)
十四代目林業家ドタバタイノベーション奮闘記 /谷利茂則さん(谷林業)
風は奈良から〜さとびごころ×と七つの風 /ホスト三浦雅之さん(プロジェクト粟)
田んぼの四季/農家のこせがれさん-vol.48まで
季節によりそう暮らしと食養生 /三瓶歌奈子さん(菜食ダイヤ)-vol.49まで
季節によりそう味と香り /吉水純子さん(QusuyamaLLC)-vol.50から
山と今日から始まる物語/谷茂則さん(大和森林管理協会)
GOMIGEN最前線/北井弘さん(ごみ減量ネットワーク)
愛菌家みなみの日々是好菌 /草野みなみさん
地域の居酒屋考察録/登和哉さん-vol.50から
身の丈しごと研究室/戸上昭司さん(身の丈しごと研究家)
さとび的読書さんぽ/嶋田貴子さん(読書さんぽナビゲーター)
 




企画記事

あたかも村のヒーロー戦隊!地域の困りごとを解決する「かみきた〜孫の手会」/小谷雅美さんvol.48
人工林の皆伐跡地に広葉樹の森を育てよう/杉本和也さんvol.49
プランターから始めるハーブガーデン/クレメンツかおりさん監修vol.50
里山を知ろう放置された里山の価値を生かすには/川波太さんvol.51
村の自然と歴史を守る 幸せの人美杉に暮らす/若林浩哉さんvol.51



こうしてみると、いかに多くの方に関わっていただいてきたことでしょう。いつも編集部のわがままにお付き合いくださり、ありがとうございます。感謝いたします。編集部はそのお返しができているのでしょうか。何かできることがありましたらお声かけくださいませ。



今年のさとびは編集部から出ていく機会を増やしました(取材以外でも)。
自然と調和するライフスタイルを読者のみなさんと共に学べるようなワークショップをこれからも考えていきたいです。さとびが出会ってきた方たちの中に、先生や師匠にふさわしい方たちがたくさんいらっしゃいます。少しずつ、講師になっていただけるようご相談させていただけたらと思っています。




来年も4つの活動を柱にしていきます。(1.企画編集 2.うれしさと学びのある場づくり 3.身の丈しごと研究室、4.畑活推進(^^))
身の丈しごと研究室はまだ、有志で検討委員会を作りかけている段階ですが、これからの時代は組織に依存するだけでない身の丈しごとを持つことが大切になってくると思えてしかたがないため、研究室活動をしていき、いつか講座が開たらなと思います。さとびの身の丈しごと講座にぴったりな方が参加してくださる日をイメージして。。。

今日も1日が終わろうとしています。
今来年1月の冬号発行を控えつつ、編集部の2022年も終わりたいと思います。

みなさま、よいお年をお迎えください。
定期購読のみなさま、サポーターとして応援してくださったみなさまには特に
今年一年の感謝を申し上げます。
これからも、さとびとつながっていただけましたら、とても嬉しいです。

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