2023/01/18 04:39

発送作業が山を超えてきたあなんです。

機械的な作業とはいかず、同封物やメッセージなどを一通一通確かめながらの封入なので、時間がかってしまいます。けれど読者の方を思い浮かべながらの作業でもあり、大切なことだと思っています。
(この規模だからできるんでしょうね)
直接手渡しする方のものはまだ手元にありますが、お送りするものについては
ほぼ、終わりが見えてきました。あともう少しです。



さとびごころを作っていて、近年は、「本誌でおなじみ」とご紹介する人が増えてきたような気がします。

常に新しい人、新しい人と追いかけるのも大切ですが
すでに出会った方たちとの関係をあたため、共感できる部分を深めていくことも大切だと思います。

さとびでいうと、サポーターになってくださっている方の多くは
なんらかの活動をされている場合が多く
できることならそれらを全てご紹介できたらと思えてくるのです。

紙面に限り(つまり資金に限り笑)はありますが、できるだけその方向で頑張っていきますね。
「本誌でおなじみ」の方がたくさん増えて
さとび(自然と調和した世界観にもとづく地域・住処)という共通言語が増えていくことは
わたし自身が住みやすくなるというエゴ的な希望でもあり
きっと多くの人の幸福度を増すことになると信じているから。

vol.52から表紙に「その地に根差し、自然に近づく」なんて書いてしまいました。

自然に近いってどういうこと?というのをお伝えするときに
よくお話しするのは「生態系の底辺の生きものが住みやすい環境づくり」ということです。
動物が食べるもの、鳥が食べるもの、虫が食べるもの、微生物が食べるものたちが
元気であればあるほど、人間にとっても安心感のある環境ができていく。
人間だけが利益をむさぼろうと思っても、そのしわよせがいつかは人間に戻ってくる。
だったら、あらかじめ人間のほうから自然に学び、自然に逆らわずにむしろ活用すること、
活用するだけにとどまらず人間が自然を豊かにするほうへ手助けする存在になること、
そういう方向性のことを自然に近いと呼んでいます。
多種多様な生きものが生きていける環境のほうがそれぞれの生きものにとっても好都合、という原則があるように思います。

近自然森づくりでも、同一種の樹木を同時に広く植栽するよりも、多様な樹木を育てるほうがリスクヘッジになるといいます。もしナラの木しかなかったら、ナラ枯れが起こったときに全滅ですよね。

畑活でも、単一の作物ばかりを作るよりも混植をするほうが、土の中の成分が偏らず病気になりにくいそうです。
 
畑活をしながら、微生物が元気であれば、微生物と植物との共存共栄が実現して
環境を荒らさずに栄養価の高い野菜が取れることがわかってきて、
ぜひそんな畑活ができる人になりたいと思いました。
そのほうが楽しいし、嬉しい。
2023年冬のホトケノザ 


生態系の底辺の生きものが生きられること。
一元管理型でなく、多層的であること。
自分だけが生きようとするより互いに共生したほうが繁栄すること。
風土に合っているほうが生きやすいこと。

もっと言ってしまうと、命のあるものを尊重するか、目的のためには切り捨てるか、ということにもなろうかと思います。そのバランスをどうとるのか。。今の時代は、命を尊重するほうにもっと傾ける必要があると思います。

わたくし、あまり頭がよくないものですから、難しく考えるとフリーズしてしまいますため、
シンプルにしか書けないのですけど、、、。
 
このようなことを社会や人間関係にも応用できるのではないかと思えるのですが、みなさんはどうお思いになるでしょうか。。。

ではでは今日はこのへんで。 
明日こそ、vol.52の紹介記事を書かなくちゃ。

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