さとびvol.52 特集「森を選んだ生き方その後」に登場する二人目は、
下北山村の北直紀さんを取り上げさせていただきました。
下北山村の北直紀さんを取り上げさせていただきました。
地域の森を、地域で暮らす人が守り、美しく豊かな故郷を作るために、僕がすべきこと。北直紀さん(下北山村農林建設課 職員)
このブログでも編集部あなんと北さんとの交流については何度か書いてきましたので
古い読者さん(そんな人いらっしゃるのかな?)ならご存じかもしれません。
出会った頃の北さん(さとびvol.32より)
わたくしがさとびごころを預かり、リスタートした時とほぼ同時期に、北さんも下北山村で自伐型林業に取り組もうとしていました。
奈良市で学校の先生になりかけていた青年が、村へ戻って役場職員に。しかも林業担当。わたしは、この人の「その後」をずっと見守りたいと考えていました。そして、今回の特集でそれを実現できたと思います。
現在の北さん(さとびvol.52より)
見出しより---
- 生まれた村へ帰ってきた
- 地域活性化と森とのリンク
「100年の森構想」で有名な岡山県西粟倉村や、いち早く自伐型林業を導入したことで知られる高知県佐川町などを訪ね、衝撃をうけたという。「地域活性化のめに林業を生かすことができるんだ!」
- 移住者と林業をつなぐコーディネーター役に
- 森を知りたい 林業を知りたい
職務として遭遇した林業も、身近な存在だと思っていた森のことも、実は何も知らないのだと、やればやるほど思った。英語で例えるなら、日常会話ができると思っていたら、ニュースキャスターをしなくてはならないというようなもの。 その思いは、猛烈な情報収集や人脈づくり、知見づくりに向けられていった。
自宅近くの山林を購入して自らも山主になった北さん。専門知識、所有者の立場、地域おこし協力隊としての募集に応えて移住してきた人たちの立場、あらゆる立場からの森への理解を深めました。
- 僕たちはどこへ向かっているのか
- 忘れられない言葉
- 明日の下北山村
これからの下北山村の森の未来がその手腕にかかっているのではと思った矢先、意外な答えが返ってきました。わたしは公務員として若手から中堅へと変化した北さんを感じました。
もちろん、明るいことだけでなく課題は今もあるのだと思うのですが、課題はいつの時代にもあるのもので消えることはありません。課題があるということは悪いこととは限りません。課題があるから、それをなんとかしようとして力を注ぐ人が現れ、それに集う人、協力する人が現れ、その尽力を想像さえすることのない多くの人たちの「ごくふつうの幸せ」に陰ながら貢献することになるのです。そして地域が続いていくのだと思います。
今回は、北さんの辛かった部分も書きました。そこはvol.52で読んでみてほしいと思います。
その地域は、いつまでもいつまでも、幼かった北さんが森や川で遊んだ環境が続く村であってほしいと心から願います。その思いを託すことができたと感じたコメントをいただきました。(本誌の中では、小さく載っています)
vol.52より
vol.52より
その他にお伝えしたいこと
下北山であたらしい林業事業体が誕生しました。「森のび」さんです。さとびのサポーターにもなっていただきました!!ありがとうございます。とてもお忙しそう(おめでたいことですね)なのでお時間をいただけるか不安ですが、今度村に行ったら拠点を見せていただきたいと楽しみにしています。
下北山村が自伐型林業に取り組むために、この方の指導なしにはありえませんでした。岡橋一嘉さん。あなんは、旧さとびこごろの編集委員時代に、一嘉さんの奈良型作業道づくりの現場を訪ねてインタビューさせていただいたことがあり、 温厚なお人柄に触れて以来、個人的にファンです(^^)
下北山村が自伐型林業に取り組むために、この方の指導なしにはありえませんでした。岡橋一嘉さん。あなんは、旧さとびこごろの編集委員時代に、一嘉さんの奈良型作業道づくりの現場を訪ねてインタビューさせていただいたことがあり、 温厚なお人柄に触れて以来、個人的にファンです(^^)
一嘉さんの会社アルベロクオーレさんも、さとびのサポーターとして毎年更新してくださっています。(いつも思うのですが、さとびは、やたらと素敵な人たちに支えていただいています)
下北山村は教えたくないくらい素敵なところですが、心あるさとび読者さんであればOKですので(誰がOKしてるの????)ぜひ訪ねてみてください。
vol.52より
少し長い追記
先日アップした記事を、佐藤浩行さんが紹介してくださいました。
投稿はこちら(投稿内に佐藤さんのnoteもリンクしてありますので、文中の「ロルフ氏って誰?」と思う方は、お読みになってみてください)。
何年もサポーターを継続してくださり、執筆でもた度々お世話になっています。
今回の特集にもお名前が登場します。
さとびが追いかけている「自然に近い森づくり」の普及のために日々貢献されている方。
さとびが追いかけている「自然に近い森づくり」の普及のために日々貢献されている方。
とても感謝しています。
投稿はこちら(投稿内に佐藤さんのnoteもリンクしてありますので、文中の「ロルフ氏って誰?」と思う方は、お読みになってみてください)。
佐藤さんは、森林管理会社の立場として、山主にとっての森林の価値を高めるには?という問いの答えを、このロルフ氏と出会うことによって得られたようです。 スイスがどうしたの?と、日本人なら誰でも思うかもしれません。 それは、スイスで単層林施業一辺倒のマイナス要素が認められたことや、ロルフ氏のようなフォレスターが存在していたことでご理解いただけるのではと思います。
あなんはロルフ氏が奈良で講演されたとき、「奈良に近自然がやってきた!」と胸を躍らせながら聞きに行きました。そして、感じたことは、ロルフさんて、「サムライちゃう?」っていうこと。 洋の東西を問わず、魂に従って生きている人って、なんだか、伝わってきますよね。。。
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ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。
さとびごころ(企画編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
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