2023/04/09 06:44

4月になりました!桜吹雪が舞いはじめましたね。
新しい職場へ出勤された方、おめでとうございます。
月初は土日から始まるとあって、奈良ではあちらこちらでイベントが開催されていました。
さとび関係の方が関わっていらっしゃるものもあった中で…、
すいません、わたくし奈良を抜け出して出雲へ帰省していました。

やっとコロナが落ち着き、3年間会えなかった母に孫(息子たち)を会わせてあげるという親孝行?を成し遂げるためです。(娘のわたしよりも、孫のほうが嬉しい母)3月31日が母の誕生日であったため、このタイミングとなりました。


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こちらは次男



そのついでに?、出雲を満喫するのがデフォルトになっております。
そこで今回は、出雲へ行くならここ!というおすすめをご紹介して、ご報告とさせていただきます。
(誰も報告を待っていないという自覚はあるのですが)

1.玉造温泉(松江市)
美しい宍道湖の湖畔に温泉街があります。宿泊しなくても温泉だけ楽しめるところもありますので、島根に行かれたらおすすめです。化粧水に浸るかのような美肌が売りの温泉ですよ。
わたしたちは玉造国際ホテルに行きました。温泉だけなら500円。宍道湖を見ながら湯船の中でぼーっとできます。受付時間にはご注意ください(HP参照)。

美しい宍道湖の姿は昔と変わらず、ほっとします。
でも、ここでも、殺虫剤ネオニコチノイドを使うようになってから特産物のわかさぎ(うなぎも)が激減したそうです。しじみ漁も盛んでした。今もありますが、もっともっと栄えていましたよ。子どもの頃、わかさぎやしじみなんて、あたりまえで。
過疎地で公害とは縁がないと思っていた故郷。とても静かで、とても美しい宍道湖で、農業の近代化と衰退の壁が迫っていました。
楽しい観光の話題だけにしておけばいいのに、こういう現実があることも忘れたくないので書いておきますね。

宍道湖の夕日は誰もが感嘆する美しさです。いつか、一度はご覧ください。

なお、しじみはおすすめ。現地で食べるのが一番おいしい!地元の居酒屋やホテルなどでは、きっとメニューにありますからオーダーしてくださいね。かくいうわたしも食べました(^^)やっぱりおいしい!
こんなかっこいいサイトも見つけましたので、ご覧ください。ここを読んだら涙目になります。)

 

2.出雲大社(出雲市)
いわずもがなですが、帰省すると必ずといっていいほどお参りします。伊勢神宮には天照大神、出雲大社は大国主尊。国譲りの神話には、まだまだ謎が隠れているような気がして、何か教えてもらえないかなあと思いながら参拝するわたし。

あくまでもおおらからに、誇らしく、聳え立つ社を快晴に恵まれた空の下で見上げました。
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これは拝殿です。この後ろに本殿があり、さらに後ろには素戔嗚尊を祀る社が小さくあり、さらに後ろは山です。もともとは素戔嗚様を祀っていたとも聞きます。
神社というのは、後ろのほうにいくほど、真実と秘密が隠されているように思います。
のちの時代に上書きされる前の何かが眠っているような。。。

出雲大社は4拍するんですよ。2拍ではございませんのでご注意くださいね。

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桜がちらほら散り始めました。長距離運転、ありがとうミスター部員さん。

出雲王国が実在したことを証明する3本柱が展示されている古代出雲歴史博物館はすぐ隣。銅剣のど迫力展示があなたをお迎えします。大和朝廷以前にここ出雲でどんな政治が行われていたのでしょうね。興味のある方には必見の博物館です。出雲大社まで来て、ここを見ないのはもったいない。

出雲王国は、縄文から弥生に移った頃に栄えていたようです。出雲族は渡来人だったとも読んだことがあります。大国主は、先住民に農業や土木などを教えたとされています。出雲は、西日本ではめずらしく縄文人のDNAが比較的残っている地域。どこかの時代で混血して出雲王国になっていったのでしょう。
地元では、素戔嗚は暴れん坊の問題児ではなくて八岐大蛇を退治した英雄。大国主尊はいなばの白兎を救ったやさしい神様。わたしも出雲の出身なので、そう思っています(そうであってほしい)!(八岐大蛇、退治されちゃってごめんね)


出雲大社だけでなく、古代出雲をテーマに旅しても、すっごく面白いですよ(好きな人には)。奈良とはまた違った味わいがございます。



3.出雲蕎麦のお店、羽根屋本店。(出雲市)
本当に本当の目的は、これか!もう絶対に行かなくてはなりません。
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出雲蕎麦の店が全部おいしいか?といいますと、まずくなはいにしても、まあまあ普通の店も多いんです(かなりあちこち行きました)。その中でただ一つ、昔も今も、間違いなく感動する美味しさの羽根屋本店さん。本店、というのが大事です。ここだけがダントツの美味しい。

写真に残さずにはいられない二人。
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蕎麦はもちろん、天ぷらにしても出汁にしても、すべてがいい味。
ここはぜひ名物割子蕎麦をご指定ください。細めで、しっかりとしたコシのある蕎麦は、茹で加減も絶妙。喉越しのときに、ふわっと蕎麦の香り。割子の一番上に薬味と出汁をかけて、食べ終わったら残りの出汁を次の割子にかけて、下へ下へとおかわりしていきます。最後は蕎麦つゆまで、お吸い物のように美味しくいただけます。

こればかりは、食べていただくしか説明のしようがございません。

そこで、この人気店に行くコツをお伝えしましょう。それは開店時間の30分前には行くこと。(何時間も並ぶ必要はないんですけど、普通に行ったらウエイトがずらっと並んでいるうえに、売り切れたら終わり、予約はできませんから要注意です)
お店の鍵が空いていたら、店内に入ってタブレットを入力します。「あなたは何番目のお客様」と、出てくるので待ち時間の目処もつきます。わたしたちは2番目でしたので、開店と同時に食べることができました。

忙しくても、お客一人一人に丁寧で、リズムのある声でもてなしてくれます。以前、部員さんが薬を手にしていたのを見て、何も言わないのに水をつけてくださいました。
これからは、ロボットが接客する時代になっていくんだと思うんですけど、お金を払っておいしいものを食べるためにわざわざ行ったお店では、接客していただく嬉しさも味のうちになると思います。

以上をもちまして、今回の報告を終わります。

出雲や松江、いいところですので、ぜひどうぞ。

奈良に戻りましたので、さとびモード復活です。

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