2023/04/29 10:19

さる4月16日の日曜日、さとびこワークショップ・雑草キッチンセミナーを
宇陀市の「精霊の森 養生庵」で行いました!

定員10名最大15名という小規模な開催のため、口コミだけで満席になってしまいまして
広くお知らせできませんでしたこと、申し訳ありません。

(そのかわりに、5月21日バージョンを企画していますのでご興味のある方はぜひ。まだ若干名様を受付中でございます!)

 


以下、4/16のご報告です

参加者の方がSNSに投稿してくださいました。インスタグラムのアカウントをお持ちの方はどうぞ。


この日のメニュー

ユキノシタとスギナの飛竜頭(ひりょうず)
イタドリの炒め煮
つくしの卵とじ
野みつばとめかぶの酢の物
セリご飯
わらびときのこの味噌汁

雑草キッチンは、最初に座学でクレメンツさんのお話を聞きます。キッチンに移動して、実際に朝一番のトレトレの雑草(クレメンツさんが見つけて集めてくださっています)を見せてもらいながら、みなさん熱心にメモをとったり触ってみたり、写真をとったり。
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続いてクレメンツさんの料理をライブで見学。小さなコツもこの時教わります。

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えのきの石づきに近い部分は出汁になります。

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作っているのはユキノシタとスギナの飛竜頭。

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飛竜頭に入れるスギナを刻むクレメンツさん。あざやかなグリーンに仕上げる茹で方や、
部位によって刻み方が違うことも教わります。

材料をまぜ味付けしたら、丸くまとめて、ユキノシタを上にして揚げます。
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フライパンで作るのもありです。こうすると、ヴィーガンハンバーグのよう。 
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ユキノシタはクレメンツさんの料理ではよく出てくる野草。
さとびvol.46にもありますので、ご紹介しますね。

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民間療法でよく使われてきたそうですが、現代ではわたしも含めて教えてもらわないと
どんな顔をしているのか、どんなところに生えていくのかもわからない。。。
あなたも、そんなことありませんか。

会場の精霊の森の裏手には、そんなユキノシタがたくさん自生しています。参加者さんは実際にその自生しているユキノシタを見ることができるんです。
ユキノシタは湿気の多い目立たないところで暮らしています。少し肉厚で、成長すると葉っぱの髭のようなものが少し痛い。そのときはさっと茹でて使います。この時期であれば、まだ若いユキノシタをそのまま使うことができました。

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ユキノシタだけでなく、メニューにあるように多種多様な旬の雑草(薬草)を使った料理を披露していただきました。学ぶだけでなく、いっしょに作って体験します。全員がノルマのようにではなく、手の空いた人や、やってみたい人が自然に自主的に動いていくのがさとびこワークショップらしくて嬉しい。。。。

最後はみんなで「いただきます」の時間。これがまた、驚きの美味しさと、楽しさとで、時間を忘れるほどです。「薬草って、そんなに美味しいものなのかしら???」と疑わしくなる方も、実際に召し上がっていただくとわかると思うんですよね。苦手な方であっても「これなら食べられる」とおっしゃいますし、香草の好きな人であれば「すっごく美味しい!!」と大喜びです。
食事をしながら、お互いに自然におしゃべりが弾んだり、先生も引き続きトークしてくださり、最後はメニューにないはずのハーブティーを振る舞ってくださいました。いつも丁寧に準備していただくので、存分に学んで食べておしゃべりができることに感謝しています。

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雑草キッチンを行う宇陀市は、薬草の里として知られていますが薬草は漢方薬の原料になるものに限らず、身近な雑草たちの中にたくさん含まれていること、その環境を知り、守っていきたい心を育むことを雑草キッチンではとても大切にしています。

宇陀市でなくても、あなたが暮らすその地域の足元で、今夜にでも食べらる安心安全な雑草が手に入るとしたら、、、奈良はパラダイスではないでしょうか?雑草や薬草が大切にされる地域は、きっと自然にも人にもやさしい。。さとびが雑草キッチンをするのはそんな気持ちからです。


よろしければ、5/12日の初めての方むけ雑草キッチンにお越しください。お一人で参加されても、きっとアウエイにならず、和やかで楽しいひとときをお約束します。

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クレメンツさんに全面的に監修していただいたvol.46(増刷版¥600 送料¥200)

さとびvol.46

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