2023/05/09 20:46
あなんの雑談ですので、話相手になってあげてもいいよという方にお読みいただけたら幸いです。
さとびでは、過去に田んぼの企画記事などをとりあげまして、日本人のソールフード、お米!というスタンスでおりましたけれど、実は今ほどに誰もが白米を食べるようになったのはそれほど昔ではないというそうですね。
江戸時代は、納税のために稲作が行われていましたが、実際に農民が食べていたのは雑穀中心。
白米を食べたのは江戸の人たちで、「江戸患い」といわれるようなビタミンB不足からくる病気になる人が多かったと言いますよね。白米には、玄米のようなビタミンがなくなっていますから欠乏症になったのですね。
江戸時代は、納税のために稲作が行われていましたが、実際に農民が食べていたのは雑穀中心。
白米を食べたのは江戸の人たちで、「江戸患い」といわれるようなビタミンB不足からくる病気になる人が多かったと言いますよね。白米には、玄米のようなビタミンがなくなっていますから欠乏症になったのですね。
ある本で読みましたが、白米はみんなの憧れ、江戸に行って働けば白米が食べられる、、、そういうモチベーションで江戸を目指した人もいたらしい。昭和でいうとステーキにあたるんでしょうか。
お米に例えられるように、自分が生まれた時に見えた景色の中で、どれだけ深い歴史があるのかないのかというのはわからないものですよね(それは縄文時代にもあったのか?というのをひとつのものさしにしております…案外、あるんですよ。稲も縄文時代から)。
日本人全員に「白米」が普及したのは戦争中の配給米がきっかけだそうです。戦後は、増えていく人口を白米で養うことが国家の課題。わたしの故郷でも、汽水域を干拓して農地にするという計画がありました。これはのちに地元の人に反対されて中止になりましたが、他にも多くの湖や汽水域が田んぼに変わったことでしょう。その頃から自然を土木技術で制するということも広がっていきました。それでも、1960年代ごろまでは、今よりずっと豊かな自然がまだ残っていました。
せっかく田んぼを広げながら、しばらくすると減反政策に。
減反し、農家が減り、今となっては農業が消滅するとさえ言われています(そんなことはあってはならないと思いませんか)。
減反し、農家が減り、今となっては農業が消滅するとさえ言われています(そんなことはあってはならないと思いませんか)。
今やお米づくりは環境と共生関係にもなっていて、田んぼは食料生産の場でもあり生物多様性の場にもなっています。みんながお米を食べることで、環境にいいことが理解されるようになってきました(そこにネオニコチノイドやグリホサートが撒かれてしまうと考えさせられますが)。
けれども、戦後はご覧のとおり米離れが進んでしまった。現代人で3食毎日食べている人はいないのではないでしょうか。たしかに、それもありがたいことですよね、好きなものを選べるんですもの。
けれども、戦後はご覧のとおり米離れが進んでしまった。現代人で3食毎日食べている人はいないのではないでしょうか。たしかに、それもありがたいことですよね、好きなものを選べるんですもの。
しかしですね、わたしはお米中心に回帰しています。
日本人全員が白米を食べられるありがたい時代が今であること。白米は、そればかり食べると欠乏症になること。農地は(自然に近い栽培であれば)生物多様性が高いこと。
日本人全員が白米を食べられるありがたい時代が今であること。白米は、そればかり食べると欠乏症になること。農地は(自然に近い栽培であれば)生物多様性が高いこと。
ということは、ありがたさを受け取って自然に近い栽培で作られたお米を食べつつも、白米に偏らず玄米や分づき米を食べたり雑穀をあえて混ぜたりして栄養のバランスをとり、そのぶん贅沢なおかずで補わう必要が減るためにシンプルな食事で自然の力を生かした食生活(いい意味で素食、コストパフォーマンス高め)ができるようになり、お米のニーズがあるために田んぼが守られ、農地が守られ、安心安全な食が担保されていく。。。。というのがいいなと。
わたしは玄米を自宅で精米して、無理せずに自然に近い食へシフトしていっているところです。
さとびのサポーターになってくださっている農業法人の方が、おっしゃっていました。
「お米を食べてください」と。
さとびも、もっとお米を食べたくなる企画を考えてみようかなあと思っています。
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ご訪問ありがとうございました。100年住み続けたい奈良のための地域づくりマガジン編集部からのお知らせや関連する雑談を投稿しています。
さとびごころ(編集:さとびこ編集室 発行:オフィスエルインク)
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